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5月のお献立「一期一会」はじまります

人と人との出会いは一度限りの大切なもの、
また、山城屋庄蔵でのお食事も然りと心得ております。
茶の湯の教えに基づき、山城屋庄蔵のお客様には数あるお食事処からわざわざ選んでくださいましたことを、我々にとっては人生で一度きりのものと心得て、精一杯の誠意を尽くしたいと思っております。
そのような気持から、五月は「一期一会」という献立テーマに致しました。

我々スタッフは、フレッシュな若板前たちで「和」を重んじて日々励んでおります。
お気づきの方も多いと思いますが、現役のイタリアンのシェフでありながら、和食を勉強したいと研修に来ている、真摯なイタリア人のシェフもこの若板前に加わりました。
そんな若板前たちで意見を交わしあい、構成した献立です。

特に主菜のお料理は彼が自国で培った技術と、短い間ですが日本で得た知識を融合させ、完成した一皿です。

加えて、お目にかかれる期間が短く限られている、新物の食材達が今回のコースの主役でもあります。

先附けは、走りの加賀太胡瓜で、カリカリ梅を忍ばせた酢飯を細巻きにした物と、時鮭の握りです。一般的に秋に旬を迎えると思われる鮭ですが、春から夏にかけて身肉に脂がのって再び旬を迎えます。

椀物では、ミネラル豊かな浅利のお出汁に、瑞々しく、麗しい新玉葱の真蒸を浮かべてました。

蒸し物では、モチモチした食感の新蓮根を柔らかく炊いた穴子で包み、オレンジピールと共に召し上がっていただきます。

新しい生活を始められていらっしゃる方も、そうでない方も山城屋庄蔵で、新たな旬の恵みを取り入れて頂きたいという、想いを込めました。

そして、残念ではありますが、今月初旬で日本を発ってしまうイタリア人の仲間に、 この「一期一会」のお料理を捧げたいと思います。


5月のお献立「一期一会」へ
 (2010.05.02 19:58)

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