
5月のお献立「生命の息吹」はじまります
使う食材は、目に染み入るほど美しく成長した緑の旬菜や、競い合うように繰り出される山葵、生姜、玉葱といった初ものならではの爽やかな香りを持つ野菜。
海の幸からは脂が乗り美味が増してきた、初鰹、鰆といった春を代表する魚介です。
昔から初物を食べると75日寿命が伸びるといわれています。
面白いことに、初鰹に関しては、75日ではなく750日寿命が伸びるとも言い伝えられています。昔の人にとって初鰹がどれだけありがたい初物だったかが想像できます。
今月の献立は、つるりとした喉越しと、薫風の香る蓬の葛寄せから始まり、揚物ではほんのり甘い新玉葱の真蒸を、空豆や万願寺唐辛子に鋳込み、美味を凝縮したトリュフ塩で味をまとめて提供いたします。
山城屋庄蔵自慢のワインに合わせた、くずしの一品は、牛タンをじっくりと時間を掛けて、柔らかく煮込んだものに天然の甘さを持ったビーツをすり流し、アスパラ、ズッキーニ、クレソンといった洋の野菜を添え、仕上げました。
同じ春でも、五月には五月の他の月には無い深い味わいがあり、徐々に移り変わる季節の食材を取り入れることで、ひと味もふた味も違った彩りを与えてくれます。
ビアンコ ディ クストーザ
バルドリーノ キアレット
アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ
5月のお献立「生命の息吹」へ
4月のお献立「日本の春を食べてガンバロウ!」はじまります
今なお、甚大な被害の傷跡を目の当たりにしております。
しかしながら、日本という国を挙げてみんなで復興に向かい、立ち上がる気運を奮い立たせたいと思います。
そこで、山城屋庄蔵では「日本の春を食べてガンバロウ!」と題して、日本ならではの繊細な春を意識して、卯月の献立を考えました。
私どもは、食を通した日本人の繊細さを誇りに思い、また、皆様にそれを表現できる喜びを感じております。
最初のお料理は、旬を迎えるうるいを若布を刻んで練りこんだ蒟蒻で巻いて、シャルドネの酢味噌で召し上がっていただきます。爽やかさが一瞬で広がる一品です。
お椀には、海の美味である鯛の白子を使い、山の幸からは筍を、野の幸からは芹を、共にひとつの器に盛り込み、春の滋味を凝縮した一品に仕上げました。
新玉葱、タラの芽、春菊といった食材は、香りも力強く特有の味わいも増し、解き放たれるように繰り出されます。主菜には和牛とそれらをふんだんに盛り込んだすき焼きとし、見た目にも豪快でお腹も満す一皿です。
最後には、"春たけなわ"という言葉どおりの真鯛と桜花を使った炊き込みご飯をご用意しました。桜の花が咲くころ揚がる鯛は、産卵前で身体が紅く染まることから、桜鯛と呼ばれ、今しか食べられない特別なものです。
一斉に咲いた桜は、ひとたび散りだせば葉桜となります。そんな一瞬の儚い美しさは、日本人の心を掴み、古来より愛され続けてきました。
今月の食材は今が一番美味しいものばかりです。日本の春が教える、今だからこそ美味しいものを身体に取り入れて、今までよりももっとたくましい日本になるよう、ガンバリましょう!
シャルドネ ポッジョダルベ I.G.T.
ルガーナ ディ シルミオーネ D.O.C.
キャンティ ルフィナ リゼルヴァ D.O.C.G.
4月のお献立「日本の春を食べてガンバロウ!」へ
『東北応援メニュープロジェクト』お客様からのメッセージ
http://www.kumagaicorp.jp/pfj/
山城屋庄蔵では14日(月)からランチ、ディナー共に通常営業を行っております
3月のお献立「佐保姫のほほ笑み」はじまります
心地良い風と共にうららかな陽の光が、心を和ませてくれます。
今回のテーマは「佐保姫のほほ笑み」、佐保姫とは春をつかさどる女神のこと。
その女神がほほ笑むと、一年の中でも四季の変化が色濃く現れる季節になり、どの食材も輝きに満ち溢れてまいります。
筍、タラの芽、コゴミといった野山の山菜と、鯛の子、蛍烏賊といった魚介類の旬を楽しむために、ふんだんに使いました。
3月のもう一つのテーマである、桃の節句にちなんだ赤腹ちりめんの五目寿司や、朱に染めた蛤の真蒸に、爽やかなアスパラ餡で仕上げたお椀、これらを献立に盛り込むことで、春の彩りを柔らかく愛らしいものに仕上げました。
また、焼き物のお料理では、二種類の貝を蕗の薹の香るエスカルゴバターで焼きました。
山城屋庄蔵ならではのワインに合うものにしております。
引き立つ酸味と豊かな味わいを持つ白ワインと合わせてみては、いかがでしょうか。
春らしいくずしの献立と当店自慢のイタリアワインが、一味違う春爛漫を演出いたします。
今月は、お雛さまのお祝いに相応しく、見た目の美しさや、明るさに気を配り、豪快な一品よりも、一つ一つ手間を惜しまず仕込んだ「ひとしな」を増やし、心はずむ楽しいものにしようと作り上げました。
佐保姫がニコッとほほ笑むことによって、春の食材が踊り出します。
そんな楽しく明るいお料理を皆様にお届けできれば、我々といたしましても、これほどの喜びはございません。
ランブルスコ デッレーミリア ロザ―ト ドルチェ
アルバーナ ディ ロマーニャ イヴィンキ セッコ D.O.C.G.
グッテュルニオ クラシコ D.O.C. ジュリウス
3月のお献立「佐保姫のほほ笑み」へ
カウンターを愉しむが大人の流儀


カウンターには「上座下座」の考え方が基本的にはありません。従来のテーブル席やお座敷には厳格に上座下座が決まっているのと対照的です。
お座敷では、通常、床の間を背負うところが一番の上座であり、上座の反対側に主催者側の重要な人物が座ります。上座を中心に順序が決まり、入口に一番近いところが下座になります。
テーブル席の上座下座は多くの場合、入口の距離で決まります。入口から一番奥待ったところが上座で、その横が次、そして反対側では、入口に近いところが一番の下座になります。実に明確です。
入口からの近さ、遠さの考え方は、時にカウンターにも適用されています。多くのケースを見ていると、奥のほうに偉い人を座らせたり、レディーファーストの考え方からすれば、女性も奥に座ってもらうというフォーメーションは自然かもしれません。
カウンターに座る人は座敷やテーブルで食事をする旧来の思考の慣性が残っているにしかすぎません。
なぜならば、お越しいただいた際にその奥まった席が空いていなければダメだからです。空いていなければ違うところに座らなければならないということです。これはテーブル席や座敷と全く違います。
そして、お客様もカウンターに座れば、どこであるかは、あまり意識しなくなります。カウンターでは、そのLIVE感を感じるために、まず座れるかどうかが問題なのです。
さらに、カウンターでは、人が入れ替わり立ち替わり座るので、さほど、「上座下座」と言ってもあまり意味がなくなります。


だからこそ、上司は部下の労をねぎらうためにもカウンターに連れてきて、フラットな立場の1対1で、上司と部下という関係から、ひとりの男として、人間として、腹を割った話もできるというものです。
そして、そこにはクッションとなる山城屋庄藏の板前が適度な距離感の中で媒介させて頂ければ、上手くいくというものです。
同じ話をするのも面と向かったテーブル席だったら、仕事時間外でも説教されているような感じにとられてしまいますが、カウンターという異空間ではなぜか、場がほぐれるのではないでしょうか?
実は、山城屋庄藏のカウンターに母親と娘さんのグループのご利用が多いのも、似たようなことかもしれません。日常に忙殺されてしまい、色々伝えたいことが増えてしまった娘さんが、「美味しい和食のお店があるから・・・」と母親を食事に誘う。こんなシチュエーションはよく目にいたしますし、耳にします。


カウンターでは、"人が入れ替わり立ち替わり座るので"とお話ししたように、お座敷やテーブル席では隣に見知らぬ人が座るということはありえません。
ここにもう一つ大人の愉しみ方が隠されているのです。
それは、極めて低い偶然の確立ですが、著名な方があなたの隣に座るかもしれませんし、今までに出会ったことのない、絶世の美男美女が座るかもしれないというserendipityを体験するかもしれません。そんな映画のような出会いも、閉ざされた個室などには100%ないのです。そのチャンスを生かすも殺すも、そう、あなた次第。
カウンターに座る大人はそんな出会いも、さりげなく嗜む器量を持ち合わせているので、カウンターの板前ごしに会話に入ってきたとしても、何の違和感もなく、スムースに受け入れてくれることでしょう。


そんなカウンターに集まる大人の会話は、生きた情報の宝庫です。カウンターでは、連れ人との直接関係の会話ばかりではなく、板前との三角の会話関係、そして、四角、五角な会話関係に簡単に生まれます。話の種は、今日供するお料理であったり、板前の顔だったり、政治経済ネタだったり・・・。お客様は豊富な経験や知識、そしてほんの少しのユーモアを捻り出す、というよりも披露する場なのかもしれません。これは、本当の大人しか嗜めません。
ひとしきり盛り上がり、そして、しばらく落ち着き、また盛り上がる。カウンターは自由なところです。そして、そこには必ず笑いがあります。

2月15日~3月13日までワイン赤札市開催 !
山城屋庄蔵の自慢の自社直輸入のイタリアワインを赤札価格でご提供「京くずし割烹×イタリアワイン」のコラボレーションを展開している山城屋庄蔵では、よりお客様に和食とワインとの距離を縮めていただきたく期間限定でワインの赤札市を行います!!!
普段飲めないバローロやブルネッロがなんと約半額で飲めてしまいます!!
この期間にいろいろなワインを試して自分のお気に入りを見つけてみてください!!
開催期間
2月15日~3月13日
2月のお献立「如月の余寒は春の予感」はじまります
二月の行事といえば、節分が連想されます。平安時代より、三石三斗の豆を、鬼に投げつけ追い払ったことから、豆まきを行う風習が生まれたと言われております。また、節分には、柊の枝に、鰯の頭を刺したものを、軒先に掛け魔よけに使います。これに、ちなんだ食材を料理に取り入れ、一年の無病息災の願いを込めました。
主菜のお料理には、加賀の源助大根に酒粕を使ったお出汁でじっくりと味を含ませ、その上にはフォアグラと、九州の阿蘇外輪山の麓で伝承を守り作り上げた『秘伝豆酩』と共に焼き上げたものを乗せ、生ハムと一緒に食していただきます。くずし割烹の名に相応しい、至極の一品です。
如月の余寒は、春の予感でもあります。日本ならではの春夏秋冬の微妙な季節の移り変わりを感じていただけるように、走りの食材と、名残の食材の"出会いもの"をご用意いたしました。
一歩一歩近づく春の気配をお楽しみ下さい。
ARBANA di ROMAGNA SECCO D.O.C.G. "I VINCHI" 2007
TREBBIANO d'ABRUZZO POGGIO d'ALBE D.O.C. 2007
MONTEPULCIANO d'ABRUZZO INDIO 2005 D.O.C. 2005
2月のお献立「如月の余寒は春の予感」へ
2月3日の節分の日までお客様全員に「炒り豆」をプレゼント
お客様皆様の無病息災を願い、
ご来店いただいたお客様全員にお土産として「炒り豆」をプレゼントさせていただきます。 但し、数に限りがございますので、なくなり次第終了とさせていただくことをご了承ください。
1月のお献立「新春を寿(ことほ)ぐ」はじまります
日本人は古くから正月に特別な思い入れがあり神聖に行われてきました。 今年一年が、つつがなく幸せに暮らせるように、松飾やしめ飾りで年神を招き、食べ物では、お節、雑煮、お屠蘇といったもので、長寿や、五穀豊穣、を祈ってきました。
山城屋庄蔵でも、無事に年を越せたことに感謝しつつ、ささやかではありますが、縁起物のお料理を、各所にご用意させていただきました。
子孫繁栄の願いが込められた数の子は、まろやかな味わいの玉子寄せにし、 ブランデーが、ほのかに香る黒豆(まめに生きる)と、 正月料理の定番とも言える、ごまめ(五穀豊穣)を組み合わせております。
お凌ぎでご用意している海老には、髭が伸びて背中が丸くなるまで長生きをする、という意味合いがあり龍飛昆布(喜ぶ)で巻いて握り寿司にしております。
正月にちなんだ料理の他にも、山城屋庄蔵らしいくずしの一品もご用意しております。 特に注目していただきたいのが、主菜です。 丁寧にやわらかく煮込んだ牛バラ肉を、青菜で巻きコクがあり、やさしい味わいの豆乳餡で合わせました。
また、お食事で登場する蟹の炊き込みご飯は、意外な相乗効果を生んだ一品に仕上がりました。磯の香りが嗅覚をやさしく包み込み、口の中に運んだ瞬間、蟹の旨味とセミドライトマトの、爽やかな酸味が相まって、新しい美味が踊りだします。 全てを食べ終わったとき、五感を通じて新感覚和食の醍醐味を、体感していただけること請け合いです。
睦月のお料理は、ただ単に旬の物を使って料理を作るのではなく、食べた人が幸せになる、そんな思いを込めた、特別なものです。 大切な人との特別な時間を、京くずし割烹 山城屋庄蔵で是非お過ごし下さい。
ビアンコ ディ クストーザ D.O.C.
ヴァルポリチェッラ クラシコ ス―ペリオーレ リパッソ D.O.C.
アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ D.O.C.
1月のお献立「新春を寿(ことほ)ぐ」へ